丹後旅行2
LAに帰ってきて、ごみ分別のゆるさや自分が痩せている方だと勘違いしそうなほど大きい人の多さ、雨と歩く距離の少ないことから靴を選ぶのが簡単になったことにちょっとしたギャップを感じつつ、しつこく丹後旅行の続きです。
子供達から見ての曽祖父の里を訪ねた午前中から、午後は曾祖母の里を訪ねます。江戸末期に建てられた丹後地方の特徴ある木造建築として、重要文化財指定を受けているお家です。
https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/124594
ご当主はYoくんのお父様の従兄にあたる方。重要文化財指定を受ける前の歴史、その後の改築や維持のお話しなどにまつわる『古民家の風』というご本も興味深く拝読しました。
一足先に入ったすーはYoくんの妻と間違えられていました。確かに大人のサイズになってきています。
午前中訪ねたお家でも見かけた神道の軸が、私には目新しいものでした。講の名残もあります。刀掛けのある木製の雪隠も初めて目にするものでした。陰翳礼讃の世界。
ちょっとわかりづらいですが、素晴らしい梁なのです。
牛室と書いて「まや」と読むそうです。
日本語と大人の世界に疲れて休憩している子達を尻目に、元気な人は虫よけスプレーを手にし、丘までお墓参りに。
中々の急坂でした。
まさに里山という風景。
笹舟を楽しむには絶好の小川です。
この後、けーと私でもう一回お墓参り。その後、すーを含んだ一行も訪れて、ご先祖様方は大忙しだったことでしょう。
ごみ収集場所の頑丈なこと。獣よけの本気さが伝わってきます。
防火水槽にはボウフラを食べるという金魚が飼われていました。忘れ去っていた生活の知恵です。
ご馳走になったスイカとケーキとお手製のリンゴのプリザーブも美味しかったです。温かくもてなしてくださり、ありがとうございました。
晩御飯は叔母とお刺身を分け分けしてビール!
リゾートマンションで修学旅行の様な夜を過ごしました。けーは親戚の男性に囲まれることが滅多になく、それも嬉しかったようです。
田舎というべき場所がない私にとって、かなり新鮮な一日でした。