樂美術館
ふっとした隙間時間に思い立って訪ねてきました。
20年以上ぶりになるでしょうか。
「不二をみる」という樂歴代展で一番気に入ったのは、このリーフレットに載っている九代了入の「不二之絵黒樂茶碗」でした。ロビーから中庭をのぞんで・・・。
つい10日ほど前、一時帰国前のお茶会で七代のお茶碗でお点前させていただいたのでした。本当にありがたいことでした。今は同じ方が作られたお茶碗がガラスケースの向こう側にあります。綺麗に活けられた花入れにも樂さんの印が。
館内はスマートフォンでフラッシュなしなら撮影可能ということでした(一部撮影禁止)。来館客の半数は外国からと見受けられ、ある方はロビーに戻ってから当代がフランスの土と釉で焼かれた花入れを熱心に描き起こしておられました。当代は茶道具の枠を超えたアートとしての表現というか作陶活動なのだな、実感させられました。また次期家元篤人さんのお茶碗の展示と新聞での対談記事もあり、紡がれていく伝統に心を寄せたことでした。
と書いたところで、この8日に正式に代替わりされるという京都新聞の記事が。当代は直入(じきにゅう)になられるとのことです。
今年代替わりすることはずっと前に発表されていたのですね。寡聞にして知りませんでした。
http://event.kyoto-np.co.jp/event/raku-spring2019.html
Los Angeles County Museum of Artで樂さんの展覧会があったのは、もう4年も前のことになるとは驚きです。