すー、日本語補修校小学部卒業

急に冷え込んだ土曜日、日本ではなかなか卒業式ができない状況の中、ありがたいことにロサンゼルスでは無事に娘が卒業式を迎えることができました。

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式中何度も繰り返された現地校と補修校の両立の難しさ…通っている補修校は文科省外務省認定なので、日本のカリキュラムに従って授業が進みます。5日分を土曜日1日と膨大な宿題(親の丸つけも大変)でこなすのです。児童達は現地校の課題や稽古事も色々取り組んでいて、その忙しさから家族で優先順位を話し合いやめていくことも少なくありません。我が家も幾度となく危機がありその都度小学部卒業までは、と言い聞かせてとうとうこの日を迎え非常に嬉しいです。

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4カ月ほど前までは卒業したらやめると言っていたのが、中学部の進学試験に通り、続けるか半日の日本語学校に移るか自分で決めるように言ったところ、ある時ふっと「中学行ってみる」と決めまして4月から中学部に進みます。これもひとえにお友達のおかげと感謝しています。

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アメリカで生をうけ2歳半までは殆ど日本語だけを浴びて過ごし、その後現地のプリスクールで初めて英語の波を被り、1年近く無口に言葉のインプットだけした後に英語を喋りだしたすー。そのせいか英語への執着が激しく日本語への抵抗感すら持っていたように思います。四年生から体験入学で夏を日本で過ごすようになり、日本語で話し生活する国があることを理解してから少しずつ変わりました。今はアメリカの友達が好きなアニメなどから日本のプレゼンスを感じたりするようで、正にこの分野は日本が大切にしていくべき産業だと感じます。実のところ剣道も、アニメに影響を受けて剣道を始めた韓国系アメリカ人に誘われて逆輸入方式で取り組んだものでした。バイリンガルはバイカルチュラルだとつくづく思うことです。まだバイリンガルといえる段階には至っておらずなれるかどうかもわかりませんが、一区切りのご報告でした。(卒業文集を何度も見直しているすー↓)

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