2019年の感謝祭

子供たちが今までになく手伝ってくれた感謝祭でした。まず今年の献立の構成とメニュー作成はターキー好きなすーが殆ど担当してくれて、こんな感じ。ああ、縦に直せません…

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うちの感謝祭の献立は渡米当初に何年かA & B に教えてもらったものが基本です。過去記事少しありました。

2005年: https://haruko41.hatenadiary.org/entry/20051124/1132942312

2011年: https://haruko41.hatenadiary.org/entry/20111128/1323210576

自分でターキーを焼き始めてから、娘のナッツアレルギーでペカンナッツをスタッフィングから外したり、サラダを変えたり我が家流にしてきました。何年か前からはブラインをするようになり、去年はちょい塩辛くなってしまったのですが、今年はバッチリでした。切るのはいつもYoくんの担当です。

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サラダはすーがバターナッツスクワッシュのサラダが作りたいとのことで、新顔でした。今までの二種のビーツサラダよりも受けが良かったみたいなので、来年もこれにしようかな。クランベリーソースもすーが手伝ってくれました。これは何日か前に作り置きできます。

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マッシュトポテトはすーもけーも一緒に作りました。ずっと前に素敵な人生の大先輩に譲っていただいた銀製保温器を、やっと使うことができました。台にしているものも、同じ方がサイドテーブルにもなるわよ、と譲ってくださったミシン台です。ミシンも取り組まないと!

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客人はボードゲーム好きな若夫婦。スモールワールド、モノポリー、スシバー、フォビドゥン・アイランド、七並べなど、これでもか!!とゲーム三昧。子供達も大喜びです。持ってきてくださった日系ケーキ美味しかったです。

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そういえば、ゲームしながらの前菜。こちらのお皿もまた別の人生の師に譲っていただいたもの。組み合わせ自由でとても使いやすくて感動でした。これから活躍間違いなしです。

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一夜明けて朝ごはんもターキー。ターキー独特の臭みもないし、自画自賛ながら出来はかなり良いと思ったことでした。様々な方の思いに包まれて、今年も元気に感謝祭をお祝いできたことに感謝です。

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ファンドレイズな週末

デモンストレーションから一日置いて、日本語補習校での蚤の市、その翌日は宗旦忌で土日ともファンドレイジングしていました。

まず、小学校生活も残すところ後3ヶ月となったすーのクラスの保護者の皆さんと、今年3年目になる蚤の市出店。今年は流石に気合が入って、お惣菜コーナーが盛り上がりました。

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私はお約束の豆サラダ。

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なかなかの額の卒業資金をプールすることができました。

お店番や片付けはお任せして、翌日の宗旦忌の準備のためダウンタウンへ。設営の後は、来年早々の初点式を含む今後の行事についてもしっかり時間をかけて打ち合わせしました。

日曜日は初の試みとなる点心付ファンドレイズ、時間や動線など予測が難しいところ、色々ありながらも皆様のチームワークで無事に終わりました。

何事もさまざまな方々の力が結集して成し得るのだなぁ、と再認識しつつ、この秋一番のぎっしり詰まった週末が終わり、ほっと一息です。月曜にグローサリーの買い物へ向かう道中、LAといえどすっかり秋の空です。

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大学でお茶のデモンストレーション

ある仏教系の大学で留学生を対象とした国際交流行事にて、茶道のデモンストレーションとワークショップを手伝う機会がありました。

頼まれた茶友は2ヶ月ほど前から師に相談しながら準備して当日を迎え、日本の茶道を知らない30人を超える参加者の方に楽しんでいただけました。

私にとって楽しかったのが、その行事でのもう一つのデモンストレーション、Zen Tea でした。

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お煎茶の一碗を手に、上の写真で奥の方にいらっしゃる尊師が奏でる、不思議で心落ち着かせるメロディとご亭主(というのかしら?)のガイドに従って禅をするのです。もちろん、飲みながら。とても興味深い体験でした。

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またその前日は社中の炉開きで重茶碗の点前を担当させていただきました。今年もお茶のお正月をお祝いできて嬉しいことでした。

忙中閑あり、と家族とも一服の時間。

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ラジオショーに名前だけ出演

20年以上続くNPRの人気番組 “Wait Wait...Don’t Tell Me” というラジオショーに、Yoくんとすー、私の名前がオンエアされました。

というのも、すーが集団登校しているグループの保護者で、週に一度、一緒に付添い当番をしているお父さんがこの番組立ち上げ当初からのパネリストだったのです。

フェイスブックで繋がった時にそのことを知り、夫がファンだよ、というと名前を使おう!となり(毎週フェイクネタを考える時に登場人物の名前で困るらしい)、すーもお願いしたいというと、何故か孫として私の名前まで使われていました。舞台は東京で、私は光栄なことにN響ソリストになりましたよ。

ウィキペディアによると、世界で600万人の視聴者がいるらしいです。こちらのリンクの からお聞きください。11月9日のBluff The Listener 4:50 くらいです。

https://www.npr.org/programs/wait-wait-dont-tell-me/

茶筅供養にてありがたい法話

毎年11月第一日曜日にリトルトーキョー禅宗寺にて行われる茶筅供養に参列してきました。役目を終えた茶筅に感謝し、また勉強になった一日でした。

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先生が、この日に掛けられるお軸の説明をしてくださいました。その中の一つ「無事是貴人」について、 小さなことに引っ掛からず “今” に集中することが大事であること。  また「年々是好年」について、「日日是好日」が知られるところだが、先代の和尚様のお筆でこれからの人生の中で今が一番若い、この良い時を楽しみましょう、と。禅では、過去も未来も考えず、”現在” だけに集中するのだそうです。

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確かにお茶の点前でも同じです。茶道は禅の教えから生まれたものなんだ、と改めてその繋がりに思いをいたしたことでした。さらに薄茶席では、思いがけず日本語学校でのお友達親子がお運びで現れて、驚くと共に最近お稽古を始められたと聞き、とても嬉しく思いました。

二週間ほど前は100Fもあり夏場が続いていたのが、朝夕しっかり冷え込んで秋らしくなりました。この辺では珍しくなかなか綺麗に色づいた小学生の校庭の木。風に乗って黄色い葉が舞っていました。

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柿とざくろが美味しい季節です。

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本『ハイパーワールド』

www.nttpub.co.jp

 “仮想現実” における “自閉症アバター" についての本で こんなに読後の感動があるとは思ってもみませんでした。馴染みのない仮想世界の様子が分かることも楽しいし、そこで筆者が自閉症スペクトラムへの考察を深めていく段階がとても丁寧に描かれていて、追体験にわくわくします。

考察のみならず様々な研究結果などが、素晴らしい例えを用い噛み砕いて書かれているので、共感覚シナプスの刈り込み(刈り込み)の関係や ”情報のラッシュアワー”など、「そういうことなんだ!」と腑に落ちて、とても学びが多いことでした。

私は神経定型者(NT: neuro typical) のはしくれだと思いますが、自閉症の方達(非NT)の知覚の特徴、どのように考えるかなどを読んでいると、自分にも同じように感じたと思うことがあったり、自分自身を改めて振り返ったりもしました。また私だけではない多くの人についても思いを巡らしたり、身の回りの捉え方も少し変わった気がします。筆者も書いておられるとおり、私も思わず吹き出した箇所です。

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また、「特に能や茶道のような身体技法の修練を積むなかに展開されている、言語を媒介せずに自分に直接飛び込んでくる世界を、身体動作の繰り返しである稽古によって習得するという伝統には、とても深いものを感じる」という一文は、普段していることをこのように言語化してくだすって…と感慨深いことでした。

さらに、プロローグとエピローグに登場するジョンのことを知っていたこと、筆者の池上さんが米国在住の日本人でいらっしゃることも、共感の多かった理由の一つかもしれません。そういう意味では、夏に母の本棚で見つけた『二つの母国に生きて』にも、日本と米国に生きる者としての共感を強く抱いたことを思い出します。

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書かれたのは1980年代前半でありながら、35年経っても思わず膝を打つエッセイ。また三島由紀夫はじめ様々な文学者との交流もちょっとミーハーな覗き見感覚で読めて、思わず母に譲ってもらった本です。今は文庫になっているようです。

最近は友人に貸していただいている『鬼平犯科帳』シリーズで、就寝前にお江戸の世界に浸っています。気がつくと何と鬼平と同世代になってしまっていました。

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 Daylight savings 制度に翻弄されつつ、とても綺麗な夕焼けをけーと見て幸せのひと時。

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何だかバタバタしていました

頭の整理のために、このところの行動を思い返してみます。

月曜: ボランティアの日。朝に小学校のファームで動物のお世話をして…

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午後から夜にかけて中学校でHigh School Night の手伝いでした。

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火曜: 買い物、片付け、作り置きの日。

水曜: 着物を着てお茶の稽古。大板薄茶。どうやら今年唯一の中置となりそうです。

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その後けーが水泳レッスンで昇級テストに受かりました。良かったね。

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木曜: 友の会LA最寄り、South Bayにて友愛セール。

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販売用にもちケーキを

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軽食用に豆サラダをお持ちしました。

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夕方はすーけーともコンポジションリサイタル。それぞれ作曲した曲を発表しました。

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金曜: Tick Fire のため子達の学校は休校。前日のリサイタル会場を出た時は確かにこんなにモクモクしていました。

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私は、午前中は週末の茶友の還暦茶会の準備手伝い。午後はすーの来週の学校でのいろんなテーマに合わせた洋服を買いにモールまで。

土曜日曜: 還暦茶会三席の半東兼水屋をさせていただきました。

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おめでたいお席をお手伝いできて嬉しいことでした。ばらのケーキの美しいこと。

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再び月曜: 午前中は小学校ファームのボランティア。

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夕方はすーとけーの水泳教室。待っている間、私は漢字検定の勉強。

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夜はすーとジブリの『千と千尋の神隠し』を観に映画館へ。夜の映画館なんて何十年ぶりか…

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今日は字幕だったので、より嬉しい。先月観たトトロは吹き替えで、逆に新鮮でしたから。

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この調子でハロウィン🎃を迎え(今年も我が家から仮装する子はでない見込み)、感謝祭、ホリデーシーズンに突入の流れ。今年も僅か、大切に過ごしていきたいものです。温暖化に伴う気候変動から日本アメリカ問わず、いろんなことが起こっています。皆様の安全をお祈りしています。