茶筅供養にてありがたい法話
毎年11月第一日曜日にリトルトーキョーの禅宗寺にて行われる茶筅供養に参列してきました。役目を終えた茶筅に感謝し、また勉強になった一日でした。
先生が、この日に掛けられるお軸の説明をしてくださいました。その中の一つ「無事是貴人」について、 小さなことに引っ掛からず “今” に集中することが大事であること。 また「年々是好年」について、「日日是好日」が知られるところだが、先代の和尚様のお筆でこれからの人生の中で今が一番若い、この良い時を楽しみましょう、と。禅では、過去も未来も考えず、”現在” だけに集中するのだそうです。
確かにお茶の点前でも同じです。茶道は禅の教えから生まれたものなんだ、と改めてその繋がりに思いをいたしたことでした。さらに薄茶席では、思いがけず日本語学校でのお友達親子がお運びで現れて、驚くと共に最近お稽古を始められたと聞き、とても嬉しく思いました。
二週間ほど前は100Fもあり夏場が続いていたのが、朝夕しっかり冷え込んで秋らしくなりました。この辺では珍しくなかなか綺麗に色づいた小学生の校庭の木。風に乗って黄色い葉が舞っていました。
柿とざくろが美味しい季節です。